⑥「企画と準備 - 地域に根ざした美術館をつくること」

開催日:

8月3日(木) 19:00〜21:00

会場:

大阪公立大学梅田サテライト(大阪駅前第2ビル6階)

講師:

菅原 真弓 大阪公立大学大学院文学研究科教授

内容

美術館学芸員としての実務経験を持つ講師が、「地域に根ざした」美術館を「開館」した実例を紹介する。
事例として挙げるのは、講師が勤務していた美術館・中山道広重美術館(岐阜県恵那市)で担当した開館業務と、それに先立つ開館一年前展覧会の開催についてである。
美術館を「持つ」には小さすぎる自治体、少なすぎる予算、美術館を「建てる」には狭小な土地、地域住民の反対と「美術館建設差し止めを求めた仮処分申請」という最悪とも言える周囲の状況の下、はからずも先駆的事例となってしまった「地域活性化を担う美術館」を、吹き荒れる大逆風の中でいかに開館させたのか、を語る。

講師

菅原 真弓 大阪公立大学大学院文学研究科教授

大阪公立大学大学院文学研究科教授。専門は日本美術史、文化資源学、博物館学。1999年、学習院大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士後期課程単位修得退学。2008年、博士(哲学・学習院大学)取得。財団法人中山道広重美術館(現・公益財団法人中山道広重美術館)学芸員、京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)専任講師、准教授、和歌山大学准教授を経て2017年より現職(〜2022年3月、大阪市立大学)。主要著書に『浮世絵版画の十九世紀 風景の「時間」、歴史の「空間」』(2009年、ブリュッケ)、『謎解き浮世絵叢書 月岡芳年「和漢百物語」』(2011年、二玄社)、『月岡芳年伝 幕末明治のはざまに』(2018年、中央公論美術出版)、『明治浮世絵師列伝』(2023年、中央公論美術出版)。共著として辻惟雄編『激動期の美術 幕末・明治の画家たち〔続〕』(2008年、ぺりかん社)、神谷浩編著『最後の浮世絵師 月岡芳年』(2021年、青幻舎)、瀧井一博・Alistair Swale編著『明治維新と大衆文化』(2023年、思文閣出版)、吉村典久編著『多様な組織から見る経営管理論』(2023年、千倉書房)など。2019年、『月岡芳年伝 幕末明治のはざまに』の成果により、第69回芸術選奨文部科学大臣新人賞(評論等部門)受賞。

アーカイブ

⑥では、菅原真弓講師から、反対運動すら起きながらも、小さな町で小さな美術館を奮闘しながら立ち上げ、展覧会の企画・展示を工夫しながら、地域に少しずつ定着し、開館20年にまで至った様子が語られました。

お問い合わせ先

大阪公立大学 「EJ ART」事務局(都市経営研究科内)

Eメール : info@eandjart.jp
電話 : 06-6605-2496 [平日 9:00~17:00]