③「伴奏者のための『脱いい子』ワークショップ 〜『ケアする/される』を演じて考える〜」
開催日:
7月20日(木) 19:00〜21:00
会場:
大阪公立大学梅田サテライト(大阪駅前第2ビル6階)
講師:
「アート/ケア/文化政策」研究会 風間 勇助 奈良県立大学地域創造学部講師 / 南田 明美 静岡文化芸術大学文化政策学部講師 / 齋藤 梨津子 早稲田大学大学院博士課程
内容
第4回目基礎講座では、個別具体的な場面にAOPの理念を援用した即興演劇ワークショップを実施します。
AOPでは、問題を経験している当事者らを「専門家」と捉え、ソーシャルワーカーを「アライ(伴走者)」と位置付けます。
ソーシャルワーカーは「ケアする/される」の二項対立構造を脱するため、自分の立ち位置を常に批判的に省察する力が必要となります。
しかし、「ケアする」側は「する/される」の居心地よさを噛み締めていることもあります。
ケアが「暴力性」を帯び、抑圧を再生産する装置として機能しているのです。
この「支援する」側をアートマネージャーに置き換えることもできるのではないでしょうか。
ワークショップでは、児島亜紀子先生のご講演にあった事例を用いて即興で参加者らがその事例の登場人物に成り切ります。
どのような会話と「葛藤」が展開されるのでしょうか。
ぜひ、他者のレンズから自分の想像力を広げて抑圧の交差性を感じ、ご自身の「自由への恐怖」と「想像力の限界」を見つめ直し、新たな世界を切り開いてみませんか?