本プログラムでは、事業改善と説明責任の観点から、評価に力点を置き、かつ講座として取り入れる点に大きな特徴があります。受講生は、参加型評価の主体として参加し、評価コーディネーターや文化事業評価の研究者から、文化事業におけるルーブリック評価を始めとした最新の知見を学ぶことができます。
プロフィール

熊谷薫(くまがいかおる)
合同会社ARTLOGY代表、アートマネージャー・ラボ/TAMA VOICESファウンダー
2005年に東京大学美術史学科修士課程修了後、N.Y.の市立大学に留学し戦後美術について研究、グッゲンハイム美術館でのインターンを経て帰国。2012年11月からアーツカウンシル東京の記録調査/アーカイブ/評価に関わる研究開発プログラムに携わった。2014年よりフリーランスとして、アートプロジェクトの企画運営に加え、文化芸術分野の様々な活動のアーカイブや事業評価のコーディネートを行う。
企画運営:寿町よそものアート2016、かがわ山なみ芸術祭2016、ダンスアーカイヴプロジェクトin東京2016、六本木アートナイト2016-2018
事業評価:札幌国際芸術祭2014、六本木アートナイト2016、SaMAL相模湾・三浦半島アートリンク2017、アーツコミッション・ヨコハマ助成事業2017〜2018、カルチャー・ビジョン・ジャパン2019、True Colors Festival2022等

石幡愛(いしはたあい)
アートマネージャー、リサーチャー
1984年福島県生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了(教育学修士)。2012年〜NPO法人クリエイティブサポートレッツ事務局、2014年〜としまアートステーション構想事務局長(一般社団法人オノコロ)を経て、2017年〜フリーランスとして、小規模団体のバックオフィス支援や事業評価に従事。2018年〜墨田区文化振興財団にて地域の文化芸術活動の中間支援に携わる。2025年〜東京藝術大学社会連携センター特任助教。教育・福祉領域に基盤を持ち、実践研究からアートへと接続してきた経験をもとに、多様な立場に寄り添いながら、対話を重ね、学び合う場を築くことを目指して活動している。

川野辺雪菜(かわのべゆきな)
フリーランスファンドレイザー
東京外国語大学外国語学部を卒業後、2016年より一般社団法人全日本ピアノ指導者協会に勤務。音楽教育・芸術教育の分野におけるファンドレイジングのニーズを感じ、2019年4月よりファンドレイジングスクール(4期)で学ぶ。修了後は同団体のファンドレイザーとして、クラウドファンディングなどの寄付プロジェクトの推進や遺贈寄付、広報を担当。
2023年1月に独立し、NPO・ソーシャルセクターでファンドレイジング、ビジョン・ミッションや事業計画の策定、社会貢献プログラム設計などの伴走支援を行っている。
勤務以外でも様々な形で音楽教育の現場に関わっており、一般社団法人エル・システマジャパンでは、各地のオーケストラ・コーラス教育の指導ボランティアに参加。
また、自身もチェロ奏者として、子ども食堂や教育支援団体と連携して活動するオーケストラ団体の運営に携わる。