「何のためにつくるのか」を明確化することが、アーカイブの肝要です。本プログラムでは、人材育成の成果を把握し、検証することを主たる目的とします。アーカイブ指針を策定し、記録作業に関わるなかで、資料保存の勘所やポイントを学び、今後ニーズが高まるアーキビストを育成していきます。

コーディネーター
金崎亮太(株式会社アートマネージメント代表取締役)
アドバイザー
山口祥平(大分県立芸術文化短期大学准教授)

プロフィール

金崎亮太(かなさきりょうた)
株式会社アートマネージメント代表取締役

1984年大阪生まれ。大阪芸術大学芸術学部音楽学科音楽工学コース卒業。三木祐子(作曲家 / ピアノ)と共に、「ヒトが静寂から見つけ出した音楽は、どのような響きを持っているのだろう」という、一つの疑問に対し、ピアノとコンピューターという現代的な解釈と方法により演奏会やインスタレーション作品の発表をおこなっている。

山口祥平(やまぐちしょうへい)
大分県立芸術文化短期大学国際総合学科准教授

千葉大学大学院社会文化科学研究科博士課程単位取得退学。東京芸術大学先端芸術表現科非常勤講師、首都大学東京システムデザイン学部助教を経て、現在に至る。研究分野はアートマネジメント論、アートプロジェクトや国際美術展の運営体制やアーカイヴに関する研究を進めている。研究活動と並行して、現代美術家・川俣正のプロジェクトをはじめ、様々な現代アート企画の運営に携わる。2015年には、大地の芸術祭2015十日町中心市街地プロジェクト・ディレクターをつとめる。2018年には現職でアートマネジメントプログラムの新設に関わり、以降当プログラムの運営に従事している。