本事業では、EJとAOPのレンズを通して、アートマネジメントに関する知識と技能を修得してきました。本プログラムでは「企画力」の中でもビジョンやプロジェクト設計などアドミニストレーションの力に焦点をあて、受講生がチーム(コレクティブ)または個人で、ソーシャルアートの企画に挑戦し、新たな《場》と《プロジェクト》の実現をめざします。資金面のサポートをしつつ、キュレーション・建築・アートの専門家が受講生による創造的実践に伴走します。
開催時期:8月〜1月(8コマ程度)
日程
①「バルトロメウス氏レクチャー」
日時:8月19日(火)19:00-21:00
場所:オンライン
②「榊原氏・金崎によるワークショップ」
日時:8月27日(水)19:00-21:00
場所:大阪公立大学梅田サテライト(108教室)
③「バルトロメウス氏によるフィードバック」
日時:調整中(10月下旬の平日夜を目処に講師、受講生で調整)
場所:オンライン
④「事務局へのプレゼンテーション」
日時:調整中(11月上旬の平日夜を目処に講師、受講生で調整)
場所:オンライン
⑤「バルトロメウス氏によるアドバイス・フィードバック」
日時:調整中(12月中を目処に講師、受講生で調整)
場所:未定
⑥「企画実施・報告」
日時:2026年1-2月ごろの予定
場所:未定
プロフィール

Leonhard Bartolomeus(レオナルド・バルトロメウス)
キュレーター、山口情報芸術センター[YCAM]
ジャカルタ芸術大学を卒業後、2019年に山口に移住するまでアート・コレクティヴ〈ルアンルパ(ruangrupa)〉(その後は「Gudskul Ekosistem」の一員)に所属。同コレクティブで活動する中で、アート、教育、コミュニティ・エンゲージメントの交差点に興味を持つようになり、「Kolektif Kurator Kampung」(2017-2021)、「Kurikulab:Moving Class」(Serrumとのコラボレーション)、Bakudapan Food Study Groupとのパートナーシップによる「The Flavour of Power─紛争、政治、倫理、歴史を通して食をどう捉えるか?」(2022年)、「あそべる図書館— Speculative Library」(2023年)、「飯田街道聞き取りアートプロジェクト」(2024年)、「Dance Floor as Study Room —したたかにたゆたう 」(2024年)など多くのキュレーション・プロジェクトに取り組んできた。バルトは自身をジェネラリストであると考え、様々な場所で行うワークショップ、レクチャー、展覧会、アートプロジェクトを通して常に新しいことを学ぼうとしている。
Leonhard Bartolomeus (barto) is a curator at the Yamaguchi Center for Arts and Media (YCAM). After graduating from the Jakarta Institute of Art, he joined ruangrupa (and later became part of Gudskul Ekosistem) until his departure to Yamaguchi in 2019. While working with the artist collective, he developed an interest in the intersection between art, education, and community engagement, which then influenced many of his curatorial projects, such as Kolektif Kurator Kampung (2017–2021), Kurikulab: Moving Class in collaboration with Serrum (2021, YCAM), The Flavour of Power in partnership with Bakudapan Food Study Group (2022, YCAM), Speculative Library (2023, YCAM), Iida Kaido Kikitori Art Project (2024) and Dance Floor as Study Room (2024, YCAM). barto considers himself a generalist and always tries to learn new things through workshops, lectures, exhibitions, or art projects that he does in various places.

榊原節子(さかきばらせつこ)
建築家、榊原節子建築研究所 代表、大阪芸術大学 講師
大阪市内で建築設計事務所を運営。小さな住宅から大規模な施設に至るまで幅広い設計を手掛けるほか、生まれ育った地域のまちづくり活動にも参加。建築設計における複数の受賞、講演歴あり。 2025年3月 大阪公立大学大学院都市経営研究科 修士課程修了。在学中、授業の一環として学生共同にて「記憶の地図」アートプロジェクトを開催。改修中の建築現場にて、その建物のある地域の方々と街の記憶を共有する試みを行った。

金崎亮太(かなさきりょうた)
「EJ ART」プログラムコーディネーター、大阪公立大学都市経営研究科特任准教授
株式会社アートマネージメント代表取締役。1984年大阪生まれ。大阪芸術大学芸術学部音楽学科音楽工学コース卒業。大阪公立大学都市経営研究科修了。株式会社リクルート、株式会社阪急阪神百貨店を経て独立。『有馬アートナイト〜質量からの旅の追憶〜』、『ARオペラ-TECHNOPERA-』、『アート&サイエンスフェスティバル』、『弁天町ステーションアート』など、現代芸術と先端テクノロジーの接続による表現を、アーティスト、ディレクターとして探求している。