長年各地域でアートプロジェクトを運営してきたアートマネージャーをお迎えし、アートマネジメントの技能や経験を紐解きながら、活動を通じて見えてきた成果やエピソードをもとに、これからの社会に向けての意義を見つめます。また、福祉や教育など異なる分野との協働の機会も増えていくなかで、持続可能な運営や環境整備にも目を向けます。

日時
2026年1月28日(水) 19:00〜21:00
会場
大阪公立大学梅田サテライト 101教室
コーディネーター
松尾真由子(「EJ ART」プログラムマネージャー)
パネリスト
羽原康恵(取手アートプロジェクト包括ディレクター、アートマネージャー)
吉⽥有⾥(アッセンブリッジ・ナゴヤ共同ディレクター、名古屋芸術大学准教授、アートコーディネーター)
高岩みのり(ちょちょまうヴァナキュラー実行委員会・事務局、一般社団法人brk collective理事、アートマネージャー)

*この講座は、受講生に限らずどなたでご参加いただくことが可能です。

参加費

1回:1,500円/通し:5,000円/学生:1回500円(社会人学生は除く) 
*受講生は、公開プログラムの参加費は必要ありません。

お申し込み

*専用応募フォームより開催日の3日前までにお申し込みください。

公開プログラム|応用講座のお申し込み

プロフィール

松尾真由子(まつおまゆこ)
「EJ ART」プログラムマネージャー

1981年大阪府生まれ。大阪市西成区を拠点に地域密着型のアートプロジェクトに携わり、地域に暮らす人々や様々な領域との連携を試みている。2008~2021年度まで大阪市の文化事業「Breaker Project」事務局。現在は、「Breaker Project」の活動の一環で開館した「kioku手芸館 たんす」(2018年〜)、西成区の事業「ちょちょまうヴァナキュラー実行委員会」(2024年〜)の企画・運営に取り組むほか、大阪公立大学「EJ ART」人材育成プログラム(2023年〜)のプログラムマネージャーを務めている。

羽原康恵(はばらやすえ)
取手アートプロジェクト包括ディレクター、アートマネージャー

1981年高知生まれ、広島・三重育ち、茨城在住。広島育ちのルーツから国際関係学、中でも安全保障を志したがその途方もなさに挫折し、偶然潜り込んでいたプロダクトデザインの研究室の活動を通じて地域での芸術支援に出会う。大学院在学中にインターンとして取手アートプロジェクト(TAP)に携わり、地域の中でさまざまな人びとや芸術家と出会いながら企画を運営することにのめり込む。その後静岡県の公立文化施設での企画制作を経て、TAPの特定非営利活動法人設立時より事務局長、2023年より現職。TAPの芸術祭型から通年型活動への転換期を担い、郊外でのアートプロジェクト実践を続ける。東京藝術大学社会連携センター特任講師、取手市総合計画委員、茨城県文化審議会委員、ヤギの目メンバー。

吉⽥有⾥(よしだゆり)
アッセンブリッジ・ナゴヤ共同ディレクター、名古屋芸術大学准教授、アートコーディネーター

1982年東京都生まれ。名古屋市在住。
2004-2008年BankART1929スタッフ。2009–2013年あいちトリエンナーレのアシスタントキュレーターとして、まちなか展示の会場を担当。アートプロジェクトやフェスティバル、アートセンターにおけるコーディネート、企画、運営を専門とする。
https://www.mat-nagoya.jp
https://assembridge.nagoya

高岩みのり(たかいわみのり)
ちょちょまうヴァナキュラー実行委員会・事務局、一般社団法人brk collective理事、アートマネージャー

1984年生まれ。茨城県出身。2014〜2023年度まで大阪市の文化事業である西成区を拠点としたアートプロジェクト「Breaker Project」事務局スタッフ。現在は、2015年度よりBreaker Projectと美術家・きむらとしろうじんじんが実施してきた「作業場@旧今宮小学校」を軸として2024年度新たにスタートした西成区の事業「ちょちょまうヴァナキュラー」の実行委員会・事務局を務める。多様な地域のアクターと協働し「アート」を媒介とした様々な活動から生まれる出会いやできごとを糧として今日まで活動を継続している。