本事業では、EJとAOPのレンズを通して、アートマネジメントに関する知識と技能を修得してきました。本プログラムでは「企画力」の中でもビジョンやプロジェクト設計などアドミニストレーションの力に焦点をあて、受講生がチーム(コレクティブ)または個人で、ソーシャルアートの企画に挑戦し、新たな《場》と《プロジェクト》の実現をめざします。資金面のサポートをしつつ、キュレーション・建築・アートの専門家が受講生による創造的実践に伴走します。
開催時期:8月〜1月(8コマ程度)
日程
①「CREATING A SPACE FOR ENCOUNTER(S)/出会いの場を創造する:Case Study from ruangrupa and YCAM」
日時:8月19日(火) 19:00〜21:00
場所:大阪公立大学梅田サテライト(101教室)
講師:レオナルド・バルトロメウス
②「レクチャー」
日時:8月27日(水) 19:00〜21:00
場所:大阪公立大学梅田サテライト(108教室)
講師:榊原節子
9月~10月 1~2週間に1回コーディネータ―、受講生で調整しつつ、企画会議
コーディネータ―:金﨑亮太・吉田隆之
③「Case Study from Grassroots and System」
日時:9月11日(木) 19:00〜21:00
場所:大阪公立大学梅田サテライト(101教室)
講師:池田佳穂
④「ブラシュアップ・ミーティング」
日時:10月1日(水) 19:00〜21:00
場所:大阪公立大学梅田サテライト(108教室)
講師:金崎亮太
コーディネーター:吉田隆之
⑤「プレゼンテーション/フィードバック」
日時:10月28日(火) 19:00〜21:00
場所:オンライン
講師:レオナルド・バルトロメウス
⑥ ⑦「企画実施・報告」
企画1「森之宮芸術祭 一森之宮の余白」
①会期:2026年1月8日(木), 9日(金),13日(火)
会場:大阪公立大学 森之宮キャンパス(大阪市城東区森之宮2丁目1番132号)*MAP
②会期:2026年1月11日(日)
会場:ほとりで(大阪市城東区森之宮1丁目6番85号 UR森之宮ビル1階 *MAP
参加費:無料
*一部企画は要事前申込(Googleフォーム)
*詳細はこちら
企画2「写真と言葉で、わたしと場所の記憶をつないでみよう」
日時:2026年1月12日(月祝) 10:00~13:00
場所:千里中央公園1OOORE SCENES「LABO」(大阪府豊中市新千里東町3-8)*MAP
アクセス:北大阪急行「千里中央駅」から東へ徒歩15分
参加費:無料
*詳細はこちら
シンポジウム
『アートってなんだろう?』
本シンポジウムは、ソーシャルアート・チャレンジ・プログラムの一環として開催されます。受講生たちはコレクティブな取り組みを通して、「森之宮芸術祭」と「写真と言葉で、わたしと場所の記憶をつないでみよう」の2つのプロジェクトを立ち上げ、ソーシャルアートの可能性を模索してきました。
今回は、アジアのアートコレクティブや脱植民地主義的視点に深い知見を持つキュレーターをゲストに迎え、まずは彼らの実践から学びを得ます。その後、本プログラムで生まれた2つのプロジェクトに対してて、ゲストキュレーターやアートマネージャーがコメント、アドバイスを行い、多様な視点と立場の交差点から、地域社会とアートの接点、共有可能な対話のデザインとは何かを探っていきます。
日時:2026年1月13日(火) 15:00〜17:00
会場:大阪公立大学 森之宮キャンパス(大阪市城東区森之宮2丁目1番132号)
定員:30名程度
申込:要事前申込(Googleフォーム)
※会場詳細はお申し込みされた方にメールでお知らせします。
登壇者:
レオナルド・バルトロメウス(キュレーター、山口情報芸術センター[YCAM])
池田佳穂(インディペンデント・キュレーター)
パネラー:
大川ひなた(2025年度「EJART」受講生)
済喜麗衣(2025年度「EJ ART」受講生)
”みなも”のまな(2025年度「EJART」受講生)
ゲスト:
金崎亮太(「EJART」コーディネーター、大阪公立大学特任准教授)
関本彩子(2025年度「EJART」受講生)
進行:
渡邉洋心(2025年度「EJART」受講生、大阪公立大学院生)
吉田隆之(「EJART」代表、大阪公立大学教授)
プロフィール

Leonhard Bartolomeus(レオナルド・バルトロメウス)
キュレーター、山口情報芸術センター[YCAM]
ジャカルタ芸術大学を卒業後、2019年に山口に移住するまでアート・コレクティヴ〈ルアンルパ(ruangrupa)〉(その後は「Gudskul Ekosistem」の一員)に所属。同コレクティブで活動する中で、アート、教育、コミュニティ・エンゲージメントの交差点に興味を持つようになり、「Kolektif Kurator Kampung」(2017-2021)、「Kurikulab:Moving Class」(Serrumとのコラボレーション)、Bakudapan Food Study Groupとのパートナーシップによる「The Flavour of Power─紛争、政治、倫理、歴史を通して食をどう捉えるか?」(2022年)、「あそべる図書館— Speculative Library」(2023年)、「飯田街道聞き取りアートプロジェクト」(2024年)、「Dance Floor as Study Room —したたかにたゆたう 」(2024年)など多くのキュレーション・プロジェクトに取り組んできた。バルトは自身をジェネラリストであると考え、様々な場所で行うワークショップ、レクチャー、展覧会、アートプロジェクトを通して常に新しいことを学ぼうとしている。
Leonhard Bartolomeus (barto) is a curator at the Yamaguchi Center for Arts and Media (YCAM). After graduating from the Jakarta Institute of Art, he joined ruangrupa (and later became part of Gudskul Ekosistem) until his departure to Yamaguchi in 2019. While working with the artist collective, he developed an interest in the intersection between art, education, and community engagement, which then influenced many of his curatorial projects, such as Kolektif Kurator Kampung (2017–2021), Kurikulab: Moving Class in collaboration with Serrum (2021, YCAM), The Flavour of Power in partnership with Bakudapan Food Study Group (2022, YCAM), Speculative Library (2023, YCAM), Iida Kaido Kikitori Art Project (2024) and Dance Floor as Study Room (2024, YCAM). barto considers himself a generalist and always tries to learn new things through workshops, lectures, exhibitions, or art projects that he does in various places.

榊原節子(さかきばらせつこ)
建築家、榊原節子建築研究所 代表、大阪芸術大学 講師
大阪市内で建築設計事務所を運営。小さな住宅から大規模な施設に至るまで幅広い設計を手掛けるほか、生まれ育った地域のまちづくり活動にも参加。建築設計における複数の受賞、講演歴あり。 2025年3月 大阪公立大学大学院都市経営研究科 修士課程修了。在学中、授業の一環として学生共同にて「記憶の地図」アートプロジェクトを開催。改修中の建築現場にて、その建物のある地域の方々と街の記憶を共有する試みを行った。

金崎亮太(かなさきりょうた)
「EJ ART」プログラムコーディネーター、大阪公立大学都市経営研究科特任准教授
株式会社アートマネージメント代表取締役。1984年大阪生まれ。大阪芸術大学芸術学部音楽学科音楽工学コース卒業。大阪公立大学都市経営研究科修了。株式会社リクルート、株式会社阪急阪神百貨店を経て独立。『有馬アートナイト〜質量からの旅の追憶〜』、『ARオペラ-TECHNOPERA-』、『アート&サイエンスフェスティバル』、『弁天町ステーションアート』など、現代芸術と先端テクノロジーの接続による表現を、アーティスト、ディレクターとして探求している。

池田佳穂(いけだかほ)
インディペンデント・キュレーター
2016年より東南アジアを中心に、アート・コレクティブ、DIYカルチャーやカルチュラル・アクティビズムを調査。森美術館でアシスタントとして経験を積み、2023年春に独立。山中suplexの共同プログラムディレクターに加え、アートセンターBUGのゲストキュレーターを務める。近年の展覧会やラーニング事業の主な企画実績として、「バグスクール2024:野性の都市」(BUG、2024年)、「一人で行くか早く辿り着くか遠くを目指すかみんな全滅するか」(山中suplex、2024年)、「神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond」(兵庫、2024年)などがある。