西淀川公害について、より深く多角的な視点で学んでいきます。講義に加え、患者による語り部会や、それぞれの立場から公害問題に触れるロールプレイ、フィールドワークなどを予定しています。
*本ゼミナールを受講される方は、西淀川区で行う「実践・場づくり」への参加を推奨します。

日時
①②8月3日(土) ③④8月18日(日)  各日13:00〜17:00
会場
大阪市西淀川区
講師
除本理史(大阪公立大学大学院経営学研究科グローバルビジネス専攻教授)
藤江徹(公益財団法人公害地域再生センター・あおぞら財団事務局長)

プロフィール

除本理史(よけもとまさふみ)
大阪公立大学大学院経営学研究科グローバルビジネス専攻教授

大阪公立大学大学院経営学研究科教授。専攻は環境政策論、環境経済学。公害・環境被害の補償と被害地域の再生、原発賠償と福島復興政策、公害経験の継承などについて研究。大学院生時代から大気汚染公害と訴訟後のまちづくりに取り組む。西淀川地域については『西淀川公害の40年』(共編著、ミネルヴァ書房、2013年)を出版しており、あおぞら財団評議員も務める。その他の著書にEnvironmental Pollution and Community Rebuilding in Modern Japan(共編著、Springer、2023年)、『公害の経験を未来につなぐ:教育・フォーラム・アーカイブズを通した公害資料館の挑戦』(共編著、ナカニシヤ出版、2023年)、『「地域の価値」をつくる:倉敷・水島の公害から環境再生へ』(共編著、東信堂、2022年)、『きみのまちに未来はあるか?』(共著、岩波ジュニア新書、2020年)、『公害から福島を考える』(岩波書店、2016年)など。

藤江徹(ふじえいたる)
公益財団法人公害地域再生センター・あおぞら財団事務局長

2004年より現職。大阪市西淀川区を拠点に環境再生・地域再生に取り組む。2013年より「みてアート(御幣島芸術祭)」事務局長、2020年より「西淀川アートターミナル(NAT)」館長、2023年より「にしよど音楽祭」事務局長など、アーティストと市民をつなぐコミュニティ活動に携わる。西淀川や大阪をええまちにしたい、と願いつつ、いろんな人と協力して、あの手この手でなんやかんややってます。