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EJ ARTリサーチ(先進地視察)

「多様な共生のありかた」 一般社団法人HAPS(京都府京都市)
コーディネーター:石井絢子氏

10月7日(土)、HAPSのコーディネーターである石井絢子氏と共に、京都市下京区〜南区周辺で行われている、アートイベントおよびHAPS HOUSEや高瀬川モニタリング部の視察を行いました。
9月28日(木)に行われた事前説明会にて、HAPS(Higashiyama Artists Placement Service)とは?HAPSが活動展開している地域・東九条とは?どのようなモデル事業が展開されているのか?どのような歴史を辿ったのか?等のお話が石井さんからありました。
HAPSがどのようにアートや「共生」という言葉と向き合っているのかを参加者が理解した上での今回のリサーチとなりました。
最初に向かったアートイベントでは、小さい子どもたち、年配の方々、大学生、あらゆる層の人々が集まってさまざまなアート活動が行われており、皆さんがそれぞれ夢中になって、楽しんで活動に取り組まれている様子がうかがえました。
また、石井さんが現地の方々ととても親しそうにしている様子が印象的でした。
次の視察地HAPS HOUSEは、元々は酒屋さんだった京都の歴史息づく建物(大正時代に建てられたそう…)を、元々の建物のポテンシャルを生かした形で使われていました。
見晴らしの良い屋上もあるHAPS HOUSE、今後はアート展示にも活用していく予定のようです。
最後は、高瀬川モニタリング部さんの活動に参加させていただきました。
アーティストである前田耕平氏によって2022年から始まったこのWS、高瀬川に入ってみんなで生き物をとってはその様子を観察し、最後は自らの手で逃がしてあげる、というもの。
一見すると「アートと関連あるの?」と思えてしまうかもしれませんが、活動の様子を見たり、前田さん達の話を聞いたりしてみると、無関係とは言いきれないことがわかります。
この活動も、アートも、共生も、全然違うようで、ちょっと似ているような、どこかの根っこでは繋がっていて、それが大きく広がっているような…そんな感じがしました。
そしてWSに参加する子ども達とEJ ART参加者の皆さんが、同じように川で生き物を探して、あみで捕まえて、自らの足で川の深さを知って、純粋に楽しそうにしている姿が何よりも印象的でした。

#HAPS

お問い合わせ先

大阪公立大学 「EJ ART」事務局(都市経営研究科内)

Eメール : info@eandjart.jp
電話 : 06-6605-2496 [平日 9:00~17:00]