竹田恵子氏は、90年代京都における芸術/社会運動に関する研究を出発点に、ジェンダー/セクシュアリティ教育を専門とされ、日本美術界のジェンダー・アンバランスやハラスメント問題の実態調査(アンケート調査・インタビュー調査)などを行ってきました。
EGSA JAPANでは、美術とジェンダーをめぐる教材やハラスメント防止ガイドラインを作成・配布してきました。
本講義では、社会学的アプローチで得た知見をもとに問題提起を行い、参加者それぞれの活動現場や日常ともつながる視点でお話をいただきます。
プロフィール
竹田恵子(たけだけいこ)
東京外国語大学 世界言語社会教育センター講師、EGSA JAPAN代表
東京外国語大学世界言語社会教育センター 専任講師。ジェンダー/セクシュアリティ教育の推進により、芸術創造環境の改善を目指すEGSA JAPAN代表。博士(学術)。
主著に『生きられる「アート」――パフォーマンス・アート《S/N》とアイデンティティ――』(ナカニシヤ出版、2020 年)、『ガールズ・メディア・スタディーズ』(分担執筆、北樹出版、2021 年)、The Dumb Type Reader(分担執筆、Museum Tusculanum Press、2017 年)がある。